教科書にも載っており、多くの人が知っている絵本である

『スイミー　ちいさな かしこい さかなの はなし』

海のどこかに、赤い魚の群れと共に一匹の黒い魚が暮らしていた

名前はスイミー

しかし、大きなマグロにより仲間を奪われ、一人になってしまう

そんな彼が世界を見つめ直すことによって勇気を持ち、

今度は赤い魚を助ける、というお話だ

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しかし事実は違う

スイミーはその体の黒さから孤独を感じ続けていた

皆と違う僕は何者なのか

どうして同じになれないのか

そんなことを抱えながら生きるスイミー

そこに魚の王が現れる

「お前を、解放してやるよ」

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1人になったスイミーは、不安とともに不思議な安堵感に包まれていた

そこに現れたのは極彩色の魚

「1人になれてよかったじゃない。いいわよ。1人は」

 

スイミーが赤い魚の幻想や思い出、出会いの中で見つけたものは

「どうして僕は」

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ダンスや谷川俊太郎の詩とともにおくる、モノローグ演劇。